第2回アプマロの会 ~「いったいこの人、誰?」~

 

「アプマロの会」(アマプロではない)は、プロとアマチュアがフランクに交流・対話できる場として「第1回」を昨年3月に開催いたしました。以後一年以上空いてしまいましたが、「第2回」を5月に開催いたします。

今回お呼びするピアニストはMr. K です。彼はすでに還暦をすぎたベテランで、現在では残念ながら演奏機会が少なくなってしまったものの、15年ほど前までは全国各地(北は青森、南は熊本まで)でリサイタルを開催してきた人です。
彼の演奏機会が少なくなってしまった一因は、彼の演奏スタイルにあるのかもしれません。手短には表現しづらいですが、とてもロマンティックで静謐さに満ち、一方でキレがあり時としては豪壮にピアノが鳴ります。それが現代の一般的な嗜好と乖離してしまったのでは、と私は考えています。しかし演奏内容は文章でいくら書いてもなかなか伝わらないと思うので、サンプル音源をアップロードしました。末尾にURLを記載しておりますので、まずは聴いてみていただけませんか? 必ずや驚きとともに「いったいこの人、誰?」とお感じになる方がご案内を差し上げた方々の中にいらっしゃるものと思っております。

当日はこのような演奏をする彼から、これまでのご自身の音楽体験、ご自身がめざす演奏像に関して語っていただき、演奏上の秘訣をいくつか紹介してもらいます。さらに小品も2、3曲演奏予定です。
「心を込めて弾いているつもりなのに、後で録音を聴くとそう感じられない」「もっと歌いたいと思うが、どうすれば歌えるのかがわからない」といった経験をお持ちの方、きっと貴重な示唆が得られると思います。取り上げる作品は、技巧的には易しめで広く知られたものを中心にします。
また終了後はMr.Kを囲んでの軽い立食パーティーを企画しておりますし、ワンポイントレッスンも検討中です(ご希望の方は楽譜をご持参ください)。

日時:2013年5月18日(土)1700開始(1630開場) パーティーは1900開始。
会場:シンフォニーホール(シンフォニービル2F 201号室)
シンフォニーサロンへのアクセス


当日取り上げる作品(変更することがあります):
シューベルト:即興曲 Op.90-3 または 90-4
ショパン:ノクターンNo.5 Op.15-2
リスト:エステ荘の噴水
ゴドフスキー:アルト・ウィーン
など

参加費: 前半のトークと演奏・・・2000円
後半のパーティー・・・1500円 (両方なら3500円)
当日お支払いいただきます。
定員:30名(先着順・・・定員に達しましたらこの掲示板で告知いたします)

申し込み先: info@jk-arts.net あてにメールでお名前、携帯電話番号、参加する部分(前半のみ、後半のみ、両方)をご連絡ください。

以下、Mr.Kのサンプル音源のURLです。一部ビデオが音源なので、音質面が不十分な点はご容赦ください。
この順で聴くと最後の「メロディ」をアンコールとしたミニ・リサイタルのようになります。お時間ない方には、まず「メロディ」を、そしてモーツァルトとショパンをオススメします。


モーツァルト:デュポールのメヌエットによる変奏曲
http://www.youtube.com/watch?v=DxccqmAG-IU

シューベルト 即興曲90-4
http://www.youtube.com/watch?v=19hJZLywGqk

リスト: ペトラルカのソネット第104番
http://www.youtube.com/watch?v=PmJRNpCDlYc

ショパン: 英雄ポロネーズ
http://www.youtube.com/watch?v=ouOeq-DGkgw

グルック(ズガンバディ編曲): メロディ
http://www.youtube.com/watch?v=yovR11zNAZo

リスト: ドニゼッティの「ルチア」の回想
http://www.youtube.com/watch?v=25-45d6cGTs